MIGA、チュニジアでの大規模再生可能エネルギープロジェクトに新規保証を発行 エネルギー転換への支援拡大

Press Release
MIGA、チュニジアでの大規模再生可能エネルギープロジェクトに新規保証を発行 エネルギー転換への支援拡大
July 1, 2026
保証を通じてエネルギー源の多様化とエネルギー安全保障の強化の実現へ.
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ワシントン、2026年7月1 日 — 世界銀行グループの保証プラットフォームを統括する多数国間投資保証機関(MIGA)は、チュニジア中部における大規模な系統連系太陽光発電所の建設に向けた資金調達を支援するため、新規保証を発行した。MIGAが同国で太陽光独立系発電プロジェクトを支援するのは、本件で4件目となる。

MIGAはAEOLUS SAS(株式会社ユーラスエナジーホールディングスとCFAO SASの合弁会社。いずれも豊田通商株式会社の完全子会社)に対し、最大1,305万ユーロの保証を20年間提供する。本保証は、AEOLUS SASがScatec Khobna PV Power SARLに対して行う投資を支援するもので、シディブジッド県メズーナで100メガワットの発電所の建設・所有・運営が進められる。

本プロジェクトは、太陽光発電所とともに、12キロメートルの架空送電線を含む高圧送電インフラを整備する。本プロジェクトで発電された電力は、25年間の電力販売契約に基づき、国営電力会社のチュニジア電力・ガス公社に売電される。

本プロジェクトは、ノルウェーのSCATECとの提携のもとで開発が進められており、欧州復興開発銀行(EBRD)と欧州投資銀行(EIB)が資金を提供するほか、欧州連合(EU)からは持続可能な開発プラスのための欧州基金(EFSD+)の保証メカニズム及びグラントを含む支援を受ける。本プロジェクトは、再生可能エネルギーの拡大を通じて、エネルギー安全保障の強化、エネルギー効率の向上、エネルギー輸入への依存低減を進めるチュニジア政府の取組みを後押しする。チュニジアは現在、国内発電量の94%を化石燃料に依存しており、2030年までに再生可能エネルギーの比率を35%まで高めることを目指す。本プロジェクトは、チュニジアが高まるエネルギー需要に持続可能な形で対応していくことに資するものであり、同国にとって戦略的に重要な意味を持つ。

「チュニジアがエネルギー源の多様化とエネルギー安全保障の強化を着実に進めるなか、シディブジッドII太陽光プロジェクトを通じて同国を支援できることを嬉しく思います。本プロジェクトは、持続可能かつ手頃な価格で電力を供給することで、同国のエネルギー自給率向上に資するものです。」とMIGA長官の山本力は述べた。

また、本プロジェクトには日本の公的輸出信用機関である日本貿易保険(NEXI)が再保険を提供する。

「この度、信頼できるパートナーであるScatec社とともに、チュニジアで新たな重要なマイルストーンを達成できたことを大変嬉しく思います。今年初めに完工したシディブジットおよびトズール太陽光プロジェクトに続き、シディブジットII太陽光プロジェクトは、長期的な投資とパートナーシップを通じてチュニジアのエネルギー転換を支援していくという私たちの揺るぎないコミットメントをさらに証明するものです。

本プロジェクトの実現に向けてご支援くださったチュニジア政府、EBRD、EIB、MIGA、日本政府をはじめ、すべての関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。AEOLUSはアフリカ各国で再生可能エネルギー案件のポートフォリオ拡大を続けており、今後もエネルギー安全保障の強化、経済発展の支援、そして大陸の低炭素社会の実現に貢献する持続可能なインフラを供給していくことをお約束します。」とAEOLUSの鳥羽秀治社長は述べた。

MIGAは2024年、シディ・ブジッド県(シディ・ブジッドIプロジェクト)およびトズール県の太陽光発電所へのAEOLUSの投資に対して1,845万ユーロの保証を提供しており、本プロジェクトはこれの後続プロジェクトとなる。

豊田通商 (Toyota Tsusho Corporation)について

日本に本社を置くトヨタグループの大手総合商社であり、自動車関連を中心に、金属、機械、インフラ、エネルギー、化学品、食品、消費財、情報通信など多岐にわたる事業を約130の国と地域でグローバルに展開している。

世界銀行グループ保証プラットフォームについて

世界銀行グループ保証プラットフォームは、グループ各機関のすべての保証プロダクトと専門家をMIGAのもとに集約したもので、2024年に運用を開始した。同プラットフォームでは、保証ソリューションがシンプルかつ包括的に提供されており、クライアントがニーズに最も適した保証商品を選べるようになっている。さらに、プロセスの合理化、冗長性の排除、途上国への投資リスクの軽減により、より高いアクセシビリティが実現された。世界銀行グループは、同プラットフォームを通じて、2030年までに年間保証発行額を200億ドルへ引き上げることを目標に掲げる。

世界銀行グループ保証プラットフォーム詳細 

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ワシントン: Elizabeth Howton, ehowton [at] worldbankgroup.org (ehowton[at]worldbankgroup[dot]org)